出会い Encounter

    フジ子に初めて出会ったのは、2014年10月の始めのことでした。

    保護活動をされているFさんの里親募集ブログに紹介されていたフジ子は、コーギーなのにやせっぽちで、目ばかりが大きくて、まるでチョコボールの『キョロちゃん』みたいでした。



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    ほんとうにコーギーなの?とうくらい、やせていて体重は8.6kg。

    たぶん3歳ぐらいだろう、ということと、コーギーにしてはおとなしい子、ということ以外は、何もわかりませんでした。



    結婚するときから、「いつか犬を飼おうね。」といい続けていたわたしたち。

    しかし、なかなか思うようにはならないものです。

    ようやくペットが飼える住居に引っ越したものの、さらに一年近く、フジ子との出会いを待たなければなりませんでした。

    でも今思うと、その時間は、私たちにとってフジ子を迎える大切な準備期間だったのだと思います。


    犬を飼えるような環境が整うまでの時間、「いつか、どんな子と暮らすんだろう・・・」と思い描きながら、犬についての本やサイトをいろいろと読んでいたものでした。

    そんな時間も、とても楽しいものでした。


    犬を飼うなら、保護犬から迎えよう、と決めてていて、いくつかの里親募集サイトを見始めたものの、犬を飼うのが初めての私たちには、どこをポイントに記事をみればよいのやら見当が付きませんでした。

    犬種、年齢、性別などについては、取り立ててすごいこだわりがあったわけではありません。

    それでも、なかなか思い切って手を挙げることができませんでした。

    無責任に「飼えます!」と言えないという思いがありました。

    ひとつの命を引き受けるということは、きれいごとではすまない、様々な責任がでてくると思うと、なかなか一歩を踏み出せせんでした。


    でも、「ご縁のある子は、きっとどこかで、もう私たちを待っている。」

    そう信じて、我が家にやってくるはずのわんこを探し続けました。


    今思うと、なぜ、「この子」とあんなに素早くきっぱりと決断したのか、よくはわかりません。

    でも、こういうのは、やっぱり、神様が仕組んでくれた約束事のような気がします。


    ちょうど、フジ子の里親募集がかかる前日、ダンナさんとこんな会話をしていたのです。


    「やっぱり、犬を飼うとしたら、どんな犬がいい?」

    「色は、茶色でね。でも、手と足とお腹が白いんだよ。・・・・で抱っこができる大きさで。 今まで絶対たれ耳がかわいいって言ってたけど、なんだか耳は立ってる子でもいいよね。で、私たちが本読んでたりするとい、静かに足元に寝そべってくれるような、穏やかな子なんだよ。」

    あの時、なんでそんなありありと具体的な様子を口にしたのかは分かりません。

    でも、あの日は、どんな犬と、どう暮らす、という感覚が、もうその子がここにいるようなリアルさでその時感じられたのです。


    だから、翌日フジ子の記事を見たとき、心臓がドキドキしました。

    体重 8.6kg 茶色の小さなコーギー、手足が白。少し人見知りで大人しい子。

    たしかに、話していた内容とは合っています。

    でも、本当のところは、何が、どう合っていたから、というような説明のつく理由ではなかったように思います。



    上手く説明できませんが、写真を見たとき、すぐに

    「昨日、話していた子だ!」

    そう思いました。


    いつもなら、さんざん迷うのに、今回は不思議と、迷いがありませんでした。

    気が付くと、保護主のFさんにご連絡していました。


    その後、Fさんとのやりとりは拍子抜けするほどスムースに進み、その日の朝のうちにトライアル開始日まで決まってしまいました。

    仕事の昼休みに、「事後報告」に近い形で話の展開を聞くことになったダンナさんは、準備してきたこととはいえ、あまりの急展開に多少驚いていたようでした。




    ようやく出会った「フジ子」。

    やせっぽち体で、なんだかおどおどした目をして、一生懸命何かをこちらに訴えかけるようなをしてカメラの方を向いていました。

    ももちゃん2


    保護主のFさんは、とても大らかで柔軟な方で、犬を飼うのが初めての私たちの不安や質問にも、丁寧に、そしてとても正直にひとつひとつ答えてくださいました。



    電話した日から3週間後の、日曜日、フジ子は我が家にやってくることになりました。

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    プロフィール

    Fujicorgi

    Author:Fujicorgi
    犬初心者の我が家に、元保護犬の小さなコーギー「フジ子」(保護時推定3歳)がやってきた。鳴かない、遊ばない、ドッグランでも走らない・・・犬らしからぬ超ゆるゆる犬「フジ子」との犬生活がスタート。試行錯誤しながらの、フジ子との日々をのんびり更新中。

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