保護犬を迎えるということ  Adopting a rescue dog

    フジ子地方、今日は一日雨のようです。

    大好きなお散歩にいけなくて、フジ子も退屈そう・・・


    でも、フジ子(というか、犬という生き物)のすごいところは、こういう環境でも、やさぐれることなく、健気に小さな楽しみを見つけることです。

    今日も朝から、ソファーで、「カサッ、カサッ」と音をたてはじめ。


    「ふっ、また『見て見てビーム』だなっ」と、ちょこっと意地悪して、すぐ振り向かずにいると・・・・

    P1000174.jpg


    私が目を向けるまで、じ~っと「舌だし」の新ポーズでこちらを伺っていました。


    フジ子、べろ、乾いちゃうよ・・・



    視線が合うと、「やったぁ~」という表情で、


    P1000176.jpg

    「クィッ、クィッ」

    この、耳の裏から、鼻先を、なんども「クィッ、クィッ」ってやる猫のようなポーズが、フジ子の喜んだときのポーズです。

    さらに感極まると、自分の前足を、ペロッ、ペロッとなめて、


    「え、猫?!」

    というような、ポーズをします。



    そういえば、お散歩のときによく撫でてくださるオジサマに、


    「君は、おとなしいのぉ~。猫の血がはいっているのかのぉ~。」


    としみじみ言われましたっけ・・・ (え?! そういう展開?)




    お散歩の時、人が大好きなフジ子なので、フジ子のおかげて、一人で歩いていたらお話しする機会もなかっただろうなぁ、という方とも、楽しくお話しをさせてもらえることもあって、犬の存在ってすごいなぁ、と思います。



    そんなフジ子ですが、このブログで以外は、「保護犬」ということを、あまり積極的に言ってはいません。

    なんだか、「かわいそ~な子」と思われてしまうのが、フジ子らしくないなぁ、フジ子の今が幸せだったらそれでいいんだし、という気がするのと、犬と人との出会いはほんとうに人それぞれ、いろんな形があるから・・・・と、思うのが理由です。

    (ほんとは、フジ子は愛護センターから助けだされて、今こんなに楽しそうに、こんなにいっぱいの人に可愛がってもらって、自分の犬生を生きています。今のフジ子を、見てやってください・・・ってちょっぴり声を大にして言いたい気持ちもあるんですけれど。)



    ですので、フジ子の仔犬の頃の話をきかれたときなどに、(「コーギーだから、小さいころよく噛んだでしょ?」とか(笑)・・・)


    「フジ子は、保護犬だったんですよ。」


    とお話しすることはあります。


    そうすると、


    「こんな、えぇ子が(←親ばかばかですみません 敢えて書きました。)、保健所におったんかぁ~?!」 


    (正確には「愛護センター」です。)


    「あんた、殺されるとこだったんかぁ~」

    とか、 今、犬を飼っていらっしゃるご夫妻も、


    「おとーさん、ほらっ。言ったでしょう? 保健所に行ってみてからにしましょうって。」

    とまで言ってくださったり。


    「でも、保健所で、すごい書類めんどくさいんでしょ?」


    「保健所の犬って、難しい子が多いんじゃないの?」


    「トイレの躾とか、成犬でひきとっても、できるの?」


    とか、具体的に聞かれることもあります。



    その都度、あくまでもフジ子のケースですが、と前置きして、自分達の知っていることでお話しするようにしています。


    私たちは、やはり保健所・愛護センターに出向く勇気がなかったのと、犬初心者でもあったので、沢山の犬を見てきた方から、その子の特徴を教えていただけた上で迎えられる方が、犬にも私たちにも幸せなんじゃないか、と思い、保護活動をされている方を通じてフジ子を迎えさせていただきました。

    そういう方々の、ほんとうに気の遠くなるような努力が続いてきたおかげで、フジ子のように、時がきたら消えていたはずの命も新しい犬生を頂き、そして私たちのような犬初心者でも保護犬に出会うことができたのです。


    「保護犬」を迎えようと決めたとき、「可哀そうだから。」とか「期限が迫っているから。」だけで飼ってはいけない、と心に決めていました。


    「自分たちが、犬との生活に何を求めているか」

    「自分たちは、犬に何をしてあげられて、何をしてあげられないか。」

    「環境の上の制約は、何か。犬が我が家にやってきたら、どんな生活パターンになるか?」


    それを、何度も、何度も考えました。


    一つの命を引き受けるのですから。


    そこから、おのずと、どんな大きさの犬であるか、とか、大まかな種類とか、希望の性質(性格?)とかが、絞られてきました。


    我が家は、最初は漠然と「柴」、そのうち柴は実は初心者には難しいのだと知り、「中型茶系の雑種(できればたれ耳?!)」とか何とか言っていましたけど、マンション規約の体重&サイズ制限でまずひっかかり(希望の「中型雑種」は、「小ぶり」でも微妙に10Kg 越えが多かったのです)なかなか出会えませんでした。

    大きさや体重を書いてくださっている記事もありますが、そうでないときは尋ねなければなりません。

    そうすると、こういう理由で訪ねているのですが、伝わらずに、

    「大きい犬は、いらないってことですか」って言われてしまったことも・・・


    それから、共有部分&エレベータでの移動中は抱きかかえなければなりませんので、「抱っこができる子」というのが、必須条件でした。 (これは重さの問題というより、ワンちゃんによって、絶対嫌がる!というワンちゃんもいるそうなので。)


    「だったら小型犬にすれば?」と言われそうですが、抱きしめたときある程度「存在感」のある犬、というのが、やはり私たちの希望だったのです・・・。

    人それぞれ、「好み」や思い入れってあるものだと思います。


    「家族」になるのですから、そのくらい真剣に考えたっていいと思うのです。


    迎えられる子が、たとえ一匹だとしても、いや、たった一匹だからこそ、「選んで」いいと思うのです。

    それに結局は、「犬も、自分を選ぶ」のだろうと、思うから。


    それから、我が家の場合は、集合住宅だったので、「鳴き声」の様子についても、尋ねる必要がありました。



    そして、もう一つ。


    エレベーターで抱きかかえた状況で、ちょうど子供さんたちの顔くらいの高さになります。

    マンションでは、散歩に行くときは、「必ず通る道」です。

    飼ったその日から、待ったなしです。


    「咬み癖」の性向については、大切なことだったので、「犬を飼うのに、そんな覚悟もできてないのか?」といわれるのも承知で、「咬み癖は、どうですか?」と意を決して?尋ねました。

    そう尋ねただけで、「犬は、噛みますよ。犬が噛むの、当たり前じゃないですか? 犬飼うの、考えたほうがいいんじゃないですか?」と保護活動家の人からぴしゃりと言われて、心が折れそうになったという知人の話も聞いていたりもしたからです。

    (・・・・それって、本当に「愛犬家」なのかな? 犬が噛むって・・・そうしたのは、本当は人間じゃないのかな。 犬を美化して甘やかした揚句、それを正当化してしまうから、『犬嫌い』の人が増えたり、犬が飼えない場所や行けない場所が増えてしまう。  そして、ついには、捨てられてしまう犬になってしまう・・・のじゃないのかな。)


    気になることは、納得がいくまで、尋ねてもいいと思うのです。というか、尋ねたほうが、いいと思うのです。


    だって、そのあと、何年、もしかしたら十数年、24時間365日、犬との暮らしは続くのですから。


    引き取ることに意味があるのじゃなくて、飼いつづけられてこそ、だから。



    とはいえ、尋ねても、尋ねても、実際の生活が始まれば、想定外のことだらけだったりするかもしれないけれど、納得して心を決めたことなら、頑張れると思うのです。


    そのとき、どんな情報を的確に伝えてくれるかは、保護されている方の経験値や考え方によって、大きく差があるのも事実だと思います。


    いろんなことを言われてしまうこともあるかもしれません。


    でもね、上級者?!には、上級者の犬、という開き直りも、あっていいんだと思います。


    犬を飼うのが初めての自分達、「かわいそう」や「かわいい」だけで無理な犬を飼うとしたら、それはむしろ無責任な「賭け」になってしまう気がしました。


    そういうことも含めて、正直にお話ししてみても、いいんだと思います。 


    自分の気持ちを信じて探し続ければ、いつか必ず「家族になれる一匹」に出会えると思います。


    マンションだって、犬初心者だって・・・・。




    今思うと、笑ってしまうようなこともいろいろお尋ねしたに違いない私たちでしたが、縁あって、フジ子は我が家にやってきてくれまいた。

    フジ子を引き出してくださった、保護主のFさんは、そういうこともひっくるめて、受け止めてくださったような方でした。

    きっと、沢山、沢山のワンちゃんと向き合ったからなんだろうなぁ。



    フジ子を迎えたあと、

    「不思議とね、ワンちゃんそれぞれ、ほんとピッタリのおうちに行くなぁ~、って。ほんとにそう思うんですよ。」

    っておっしゃっていました。


    それは、そうやって、ずっと「何が『犬』のために幸せか」を最優先して見つめてきてくださった方だからなのだろうと思います。


    ダンナさん曰く。

    「あの人には、『犬の神様』がついてるのかもなぁ。」 (犬の神様?!)


    確かに・・・。


    今までFさんに助けてもらった、沢山のワンちゃんたちが、この世からも、あの世からも、きっと沢山応援してくれているにちがいありません。




    「世界中、どこを探してもこんな子はおらん。お前は、うちにくるために生まれてきたんだもんなぁ~

    と、親バカ全開のオトーサンに溺愛される、「我が家にぴったり犬」のフジ子が、今ウチには、います。 (私だって、輪をかけて親バカバカです・・・。)


    そして、この子は、保護犬でした。



    フジ子の成長の記録に、とこっそり書き始めたブログですが(しかも、最初の半年は非公開・・・・)、このブログに立ち寄って下さった方が、「保護犬を飼うって、実際どうなんだろう?」とか、「問い合わせてみようかな。」と思いあぐねているときに、少しだけ背中を押せたらいいなぁ、なんて思う、フジ子ハハでした。



    犬との出会いは、ほんとうに様々だと思いますが、保護犬の中に、「その子」が待っているかもしれませんから・・・・


    テーマ : 犬との生活
    ジャンル : ペット

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    初めまして。

    フジ子ちゃんの保護主さんのブログを拝見している者です。
    もらわれて行ったフジ子ちゃんの生活も気になって、こちらも覗かせて頂いてます。
    私自身も今年愛護センターから犬を迎え入れました。
    保護犬を迎えるに当たって色々と考えられたことに共感しました。
    私も保護犬を不幸な犬という目で見て欲しくない方なのでセンター出ということを余り話しません。(かと言って隠してもいませんが)
    可哀想だから引き取るのではなく、犬を迎えたいから自分のライフスタイルに合わせた子を妥協せず探してもいいと思ってます。
    ただ、気になった犬を保護しているある団体さんに体重のこととか病気のこととかどうしても確認したいことは問い合わせの時に質問してみましたが、やんわりと断られたりして、保護犬を選別する感じにとられてしまうのかな~と思ったりはしました。
    うちは多数の保護団体さんが敬遠する感じの条件が少しあったので、結局愛護センターから譲渡してもらう選択をしました。そちらの方が多少敷居が低い感じで、すんなり犬を迎え入れることができましたが、保護団体さんから断られる条件であるからこそ、この子をちゃんと最後まで看なければと誓っております。
    そういう断られる経験もあって、今ここにいる子には本当に縁があったのだと愛おしく感じます。
    フジ子ちゃんはコーギーなのに(近所のコーギーはみんな吠えてくるタイプです)おとなしそうで、こういう子もいるんだな、その子の個性ってあるんだなと実感。
    うちの子は恐がりだけどフレンドリー、でもやんちゃです。まだ1歳前なので反抗期真っ盛りで噛まれてあちこち内出血してます(苦笑)。日本犬系雑種なので、柴犬が難しいと言われるのも納得かも。前の子の洋犬系雑種も大人になるまではやんちゃだったので結構楽観的に構えてますが。
    犬を迎え入れることはそれなりに大変ですが、それ以上に生活を楽しくしてくれますよね。
    保護犬を1匹迎えることは大きなことではありませんが、それでもたくさんの方がその選択肢も入れて下さったら不幸と言われる犬猫も減らせるんだろうと思います。
    縁あったフジ子ちゃんとの生活、これからも楽しんで下さい。

    Re: 初めまして。

    はるかさん、こんにちは。

    コメントどうもありがとうございました。

    我が家も、保護犬を迎えたいと考えてから、実際に迎えられるまで、思ったより時間がかかりましたので、その分、余計に愛おしく感じます

    命のあるものって、どんな形でもきっと偶然にはやってこないと思うので、はるかさんのお家のワンちゃんも、深い絆でやってきてくれたのでしょうね。

    ワンちゃん、まだまだやんちゃ盛り、なんですね(笑) 和系雑種、しかも1歳前なんて、可愛いでしょうね。

    我が家は、住居で体重制限があったので、最初希望だった和系雑種のワンちゃんでなかなかご縁がなくって・・・。

    仔犬だと、どこまで大きくなるかが分からない・・・ので、ある程度「育った」(笑)子、ということで探しつづけましたが、逆にその条件のおかげで、フジ子に出会えました。

    今思うと、フジ子以外の子は考えられない・・・!!ってくらいの親バカっぷりです^^;

    そして、おばあちゃんになっていくフジ子と、ずっとそばにいたい、そう思います。


    命のつながりって、ほんとに不思議ですね。

    はるかさんと、ワンちゃんのお犬ライフが、とっても幸せなものでありますように♪♪

    そして、保護犬のことが、誰にとっても「とても自然な選択肢」という風になっていってくれたらいいですね。


    ご丁寧なコメント、どうもありがとうございました(^_^)


    フジコーギーさん&フジ子ちゃん、お久しぶりです。フジ子ちゃんのイタズラそうな寝顔たまりませんね〜。

    保護犬ですが、ウチも迎えていました。可愛いskipです。(o^^o)我が家の犬になってくれるだろうか。と、迎える前は不安がいっぱいでしたが、振り返ると楽しいことしかありません。そして寝顔を見ながら、「私の為に生きててくれてありがとう」って笑顔にさせてくれていました。今は虹の橋を渡ってしまいましたが、生まれ変わっても(大げさ(笑))またskipと出会いたいです。

    PSフジ子ちゃんの可愛い顔、これからも楽しみにしています(o^^o)熟睡した時に前歯を出して寝てる姿がちょっぴりskipに似てて胸キュンなママさんです。

    Re: タイトルなし

    Skipママさんの「振り返ると楽しいことしかありません。生まれ変わっても・・・」の言葉に、うるうるっっと来てしまったフジコーギーです。
    Skipちゃん、ほんとにSkipママさんの家の子になるために、生き抜いてきてくれたんだって、ほんとうにそう思います。
    「ママたちに会えるなら、最初の9年間は辛くっても、我慢するよ。」って、頑張ってくれたのかな。
    だから、会えてからの時間は、Skipちゃんは、ほんとに嬉しくて、幸せだったろうなぁ、って思います。
    フジ子も、きっとそう言ってるんじゃないか、って家では(勝手に想像して)、言っております・・・。
    だから、家の子になってくれてからの時間は、大切に、大切に過ごしたいです。
    だって、ようやく、会えたんだもの。生きていてくれたんだもの。

    もうすぐ、Skipちゃんが旅立った命日ですね・・・。虹の橋から、ちょくちょくこちらを覗いてくれているかな?

    P.S.「熟睡したときの前歯」、スキップちゃんの「甘えん坊」さんのときの写真のお顔もそうでしたね!
    うっすら口が開いている安心しきった顔がたまらなく、クセになっている私です。
    プロフィール

    Fujicorgi

    Author:Fujicorgi
    犬初心者の我が家に、元保護犬の小さなコーギー「フジ子」(保護時推定3歳)がやってきた。鳴かない、遊ばない、ドッグランでも走らない・・・犬らしからぬ超ゆるゆる犬「フジ子」との犬生活がスタート。試行錯誤しながらの、フジ子との日々をのんびり更新中。

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