フジ子との里帰り  Homecoming with Fujiko ① (新幹線編)

    10月末に実家の父の心臓の具合が悪いということで連絡をもらい、父母の結婚記念日&誕生日に合わせて、11月下旬、急遽帰省をすることになりました。

    フジ子が我が家にきてからは、帰省していなかったので、実に2年振りの里帰りです。

    今回体調のあまり芳しくない父母に仕度の負担をかけないようにと、房総に犬連れで泊まれる温泉宿を探し、そこにみんなで出かけることになっていましたが、「せっかく帰省するのに実家に一泊もしないなんて・・・」という母の言葉で、温泉前に実家に前泊することに。

    でも、実は実家の母は犬嫌いなのです・・・。


    猫を飼っていたことはありましたが、犬にはかつて噛みつかれた恐怖の体験があり、母は今でも犬が嫌いなのです。


    それでも、「フジ子ちゃんのために」と一大決心をしてくれた母。

    フジ子にとっても、初めてのお泊りの旅。

    総移動距離、往復でほぼ1800kmの旅。そしてフジ子、初新幹線です。


    果たしてどうなることやら・・・・・。




    と、その前にまず心配したのが、犬連れの新幹線。

    そもそも、新幹線に犬は、乗れるのか?

    どうやったら乗れるのか?

    そんなところからスタートです。



    とにかく、いろいろ調べ・・・・・調べ。

    「犬連れ旅」の記事や体験記を読み込みました。



    新幹線の犬連れの旅については、みなさんいろいろ苦労され、工夫されているご様子。

    (大変お世話になったjunkoさんの記事。迷ったらこの記事に帰れ!でした。)


    微笑ましい体験記に、旅の準備もうっかり手が止まるほどでした。


    いろんな体験談を読ませていただいて、早速カートのサイズを図ったり、最寄駅から実家の駅までのルートの乗車や乗り換えの方法を頭の中で何度もシミュレーションしてみました。



    「バギー(カート)」、「ソフトクレートに折り畳み式コロコロ」、「大きいスリング(抱っこ紐)」といろいろな選択肢を考え。



    最近10kgに限りなく近づいてきたフジ子の体重、人間二人分の宿泊荷物&フジ子のペットシーツやらトイレグッズなどの大荷物、そして段差やゴトゴトのある長い道中を考えると、やはりフジ子の移動は「バギーで」という選択になりました。



    詳細に書いてくださっている方の記事を熟読し、早割り発売開始日の朝、おススメの「三人席の最後部座席」を予約です。



    こうすれば、カートでストッパーをして、新幹線の中も飼い主のすぐ後ろで犬が過ごすことができるようなのです。



    (実際そうして何度も乗られている方もいらっしゃるそう。)




    が、しかし。直前になって不穏な記事?が目にとまりました。



    最近JRが規定を厳しくしているらしいです、というお話。(しかも昨年から?!)




    当日駅についてから、


    「これ(カート)は、車内ダメですね~。」


    では洒落にならない。



    「原点に返れ!」で、もう一度JRの現在のサイトを調べました。


    一番わかりやすかったのが、「JR おでかけネット」のページ。

    具体例が、写真付き(○、×付き)で解説されているので、わかりやすかったです。



    そして、いろいろ検討した結果・・・・



    1.自宅→最寄駅(タクシー) : ソフトキャリー

    2.最寄駅内 : バギー

    3.新幹線内 :ソフトキャリー (バギーは折りたたんで荷物置き場へ。)

    4.東京駅内 : バギー

    5.在来線 : バギー

    6.実家最寄駅→実家(タクシー) : ソフトキャリー


    と、目まぐるしくはなりますが、「フジ子詰め替え作戦」で移動することになりました。



    ほんとうに、夜逃げのようなすごい荷物になりましたが、安全を期して、バギー(カート)と、ソフトキャリーの両方を持っていくことにしました。


    (とはいえ、ソフトキャリーが、滞在先でかなりの威力を発揮することになるのですが・・・・。)




    犬の新幹線乗車の大きな注意点は、

    ○犬の全身がすっぽり隠れるものに入れる。(スリングなど一部露出するものや、布製バッグなど犬の形状がわかるものはダメ。)

    ○ケージを含めて重さ10㎏まで。(ゆえに、フジ子の体重を考え車内は軽いソフトキャリーとなりました・・・若干オーバーしていましたが)。

    ○バギーの持ち込みは可。ただし、ケースとカートを分離できるものはOK。(つまり入れっぱなしでの乗車はやっぱり×ということのようです)。

    ○バギー等車輪のついたものは、ストッパー(ブレーキ)のついているものに限る。(安全のため。)

    ○改札で、「有料手回り品」の切符を買い(距離にかかわらず280円・・・や、安い!!)、改札を出るまでクレートにタグのように貼っておく。


    そして、これも体験談で書いてくださっていたのですが、万が一、フジ子が鳴きだしたり粗相をしてしまったり、隣の方がものすごく犬嫌いの方であったり・・・・の場合を考えて、どちらかがクレートをもってデッキにでていられるよう、「保温レジャーシート」(人間が床に座るため用に)も準備。


    そして、前日までにフジ子のシャンプーを済ませ(なぜか歯磨きも入念に済ませ)、当日朝は、一番消化のよいフードをほんの少しだけ与え、朝の散歩で「御用」も済ませて、10分前には、タクシーを待ってスタンバイです。


    おぉ~、完璧と思っていたのですが。


    フジ子は、「なんだか様子がちがいますねぇ、今日は。」という戸惑った顔をしていましたが、タクシーに乗り込むと、まさかの「キュー、キュー」鳴きを始めました。

    今まで、車で鳴いたことがないというのに、どうしたのでしょう?しかも、結構ガサゴソと暴れるではないですか。


    自家用車とニオイが違ったからか、それとも、ただならぬ気配?!でいつもと違うと感じておびえたのか・・・。


    普段慣れている車でこうなのですから、初めての新幹線に乗ったらどうなってしまうんだろう?


    不安が膨らみます。



    とにかく、フジコの4日分のフードやらペットシーツやら、簡易トイレやら、消臭スプレーやら、ウェットシートやらで、山のようになった荷物とフジ子を抱え、最寄り駅に到着しました。


    改札口で、ダンナさんが「手回り品切符」を買ってきました。

    レシートみたいなピョロンとした紙に、セロハンテープがついてきます。


    ちょっと、ひっかかると破れちゃいそうで心もとないんですが、それを車内でフジ子の入るソフトケージの持ち手の見えるところにくるっと巻いて貼ります。


    P1050718.jpg
    「あたいを、どこに連れていくんですか・・・。」


    改札は、バギーに乗って通過ですが、JRのお姉さんから

    「新幹線に乗る際は、必ず、バギーから降ろして、クレートに入れて乗車してくださいね。」

    と、鋭く念を押されます。


    記事に書いておられた方もいらっしゃる通り、2014年より、厳しくなっているようです。


    飛び出したりすると危ないので、安全のため、ホームに上る前の地階でバギーから降ろし、ソフトキャリーに移動しました。

    P1050722.jpg
    「こんな、狭いところに入れましたね・・・」

    ちょっと、恨みがましい眼の、フジ子姐さんです。(ほんとうは、不安なんだろうな。)


    そしていよいよ、乗車。


    できるだけ始発から距離の短い広島発の便を選んだのですが、幸い後部座席後ろの荷物置き場はまだ開いていました。


    荷物置き場に早速スーツケース、畳んだバギーを入れさせてもらいました。


    それから、フジ子はクレートインのまま、座席の私たちの下へ。


    タクシーとは打って変わって、ウンともスンとも鳴かなかったフジ子ですが、やはり新幹線の時速は、経験したことのない感覚だったのでしょうか。

    人間でもキーンと耳に来るあの感覚と、音のせいでしょうか。


    覗き込むと、フジ子は、しがみつくように一緒に入れてあげた飼い主のTシャツに顔をうずめ、大疾走したあとのような早い呼吸をして震えています。

    こっそりとクレートの天井のジップを開け、背中をさすってやります。

    それでも、震えは止まりません。


    「頑張れ、フジ子。あと○時間。」


    道中、ずっとそういいながら、時折フジ子の背中をさすりました。


    今日は見事な秋晴れで、窓からは富士山の神々しい姿がくっきりと見えました。

    P1050732.jpg

    「フジ子、フジさんだよ~♪」

    といっても、当たり前ですが、興味がある素振りもなく。


    「今、それどころじゃないんです。」

    という様子で、必死に耐えているフジ子。頑張れフジ子。あと1時間だ。



    フジ子がぷるぷる震えながらも鳴かずに頑張ってくれたおかげで、デッキにでることもなく無事東京駅に到着しました。

    いままでで、一番長く感じた新幹線の旅でした。


    P1050742.jpg
    「プハァッ


    次回へ続く・・・♪

    テーマ : わんことおでかけ♪
    ジャンル : ペット

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    プロフィール

    Fujicorgi

    Author:Fujicorgi
    犬初心者の我が家に、元保護犬の小さなコーギー「フジ子」(保護時推定3歳)がやってきた。鳴かない、遊ばない、ドッグランでも走らない・・・犬らしからぬ超ゆるゆる犬「フジ子」との犬生活がスタート。試行錯誤しながらの、フジ子との日々をのんびり更新中。

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