群れの儀式?!

    先日、テレビを見ていたら、「世界まるみえ」という番組の「神業」特集で、シーザーさん(シーザー・ミランさん)が出ていました。


    BSでやっていたシーザーさんの新番組のシンガポール編の一部だったように思いますが、地上波でもシーザーさんが紹介されてとてもうれしかったです。


    でも、やっぱり番組のタイトルが「ダメ犬を・・・」という言い回しになっていて、シーザーさんは決してこんな言い方はしないだろうになぁ、と少し残念に思いました。



    そして、肝心の


    「私は、飼い主を『訓練』し、犬を『リハビリ』させる。」


    というシーザーさんの繰り返し仰っている「信念」は、ほとんど紹介されていませんでした。


    本来のBS版の放送のほうにあった、飼い主自身が自分と取り組む部分は、バッサリとカットされていました・・・



    せっかくの機会なのに、ほんとうに残念。



    シーザーさんが繰り返し言っているのは、いわゆる「ダメ犬」というのがいるのではなく、愛犬の問題行動は、飼い主が気づかずにやってしまっている間違った行動により問題行動のレベルにまで高まってしまっていることがほとんどだということです。

    だから、「飼い主」の心の在り方やパターンを正し、飼い主に必要な『トレーニング』をして、愛犬のほうは、その長年の飼い主の間違った行動でパターン化してしまった悪循環から抜けるための「リハビリ」をしてあげているのがシーザーさんのやり方のようです。


    だから、シーザーさんのトレーニングは、「人間」にとても目を向けています。


    なにより、本当に犬の幸せを考えているんだなぁ・・・・と思うのは、よくあるトレーナーさんがやってみせて


    「はい、こうするんですよ。」


    と自分の技で犬にいうことを聞かせて、飼い主さんのところに戻ったら犬はそのまま、もとの木阿弥・・・


    というようなパターンがありません。



    シーザーさんでなく、飼い主さんがその愛犬と暮らすのだから、そもそもその飼い主さんが制御できるようにならなくては意味がないから、と、シーザーさんは力説します。


    なので、シーザーさんのトレーニングは、『飼い主さん』のトレーニングをとても大切にしています。



    シーザーさんの新刊が出て、昨年の秋に買ったのですが、(『ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55』ナショナルジオグラフィック編)


    「飼い主は、『この犬がこうなったのは…』というストーリーを語りますが、私には犬を見れば十分なのです。なぜならその犬が、その家族、飼い主の状況を、正確に反映しているからです。」


    というふうに書かれていましたが、犬の問題行動を正すというプロセスを通じて、ときには飼い主が目を向けていなかった自分自身の問題にも向き合う必要がでてきます。




    それでも、愛犬と幸せに暮らすために、飼い主さんがシーザーさんのプロフェッショナルでいて、そして気が遠くなるほどの根気強さに支えられて自ら問題に取り組みながら、愛犬との新しい関係を築いていくのは、見ていて感動的でさえあります。



    「ダメ犬なんていません。」


    と、きっぱりと言い切るシーザーさんの犬と、そして人間への愛に満ちた目がとっても素敵なのです・・・。




    そんなシーザーファンの我が家なので、フジ子を迎えてからも、


    「お散歩に行く前は、『カーム&アサーティブ(穏やかで毅然とした)』エネルギーになって、犬が従順になった状態で、玄関をでる。」


    という教え(笑)どおり・・・・



    玄関を出る前には、必ず自分から「お座り」をして、静かに目を見上げるまで待つことにしていました。




    「引きが強い」とか、散歩中に吠え掛かる、とか・・・そういうので困っている犬のトレーニングの際に、シーザーさん曰く



    「家というのは、あなた(飼い主)のテリトリーです。そこでさえまず犬を制御できない状態で、そのままよそのテリトリーである外にでて、犬を制御できるわけがないのです。自分のテリトリーでできないことが、いきなりよそでできるわけはないのです。」


    とのこと・・・・。なるほど!!




    とはいっても、お散歩大好きのフジ子には、何度やっても、これが難しい。



    お散歩中の引きなどは、1か月もすればなくなりましたが、お散歩前のお座りは、いつも超前傾姿勢の「半腰」で、お尻が浮いててお座りになってません。


    飼い主が必ず先に出て、「おいで」だそうですが、私たちが先にでて、指一本動かそうものなら、どんなサインもフジ子にとっては「おいで」のサインになるらしく、弾丸ダッシュで飛び出してきます。



    「こればっかりは、治らないねぇ・・・。」



    と笑っていたのですが。




    昨日、私が体調が悪かったので、勤めから帰ったダンナさんに散歩をお願いしました。



    いつもなら、散歩に連れていってくれるほうに、ピョンピョンとついていってしまうフジ子ですが、昨日は、玄関までいっては、2度もリビングまで戻ってきました。



    「おしっこに行きたいの?」


    と言ってトイレに連れていってみましたが、すぐに出てきてしまいます。



    そして、ダンナさんの待つ玄関にいっては、またリビングに戻ってきます。



    「何だったんだろう。」と思いながら、私も、それではと玄関までお見送りに行きました。



    ダンナさんが、玄関を先に出て、フジ子にいつもの「お座り」をさせてから「オイデ」というと・・・・



    フジ子は玄関の中にいる私を振り返って、リードを引いてこちらに首を向け、まるで



    「オトーサン、オカーサンがまだですよ。」



    言っているみたいな仕草をしました。



    いっつもなら、「おいで」で弾丸ダッシュをして、お散歩につれていってくれるほうに(どちらであろうと)ピョンピョンとついていくフジ子なのに・・・。



    なんだか親ばかですが、ジーンときてしまいました。



    フジ子が、「この三匹が、アタイの『群れ』なんだから、みんな一緒でなきゃ」と言っているような気がしたのです。



    そうだよね、『群れ』なんだものね。



    (というか、私は、『群れ』からはぐれた羊の扱いだったのかも・・・・。)



    オトーサンが落ち込んでいる日には、オトーサンのそばに行って眠り。


    オカーサンが散歩に行けない日には、「オカーサンがまだですよ。」と知らせる。



    ほんとうに、優しい子だなぁ、と思う。




    「その犬を見れば、その家族の姿が正確にわかります。」



    ってシーザーさんの言葉を思い出すと、優しさに欠けまくりの私たちはふと思う。


    そうじゃない場合も・・・・あるんですね、シーザーさん。



    きっとフジ子は神様がくれたギフトなんだと思う。



    「こうなりなさい」って教えてくれる、そのために来てくれた子なんだろうと思う。





    「えっ?!」

    P1000011 (10)

    耳までひっくり返して完全無防備で寝ているフジ子を起こすと



    P1000013 (9)

    「うぁ~ぁ」って大あくびして・・・・


    P1000014 (9)


    こんな顔で、「ちらっ」とこっちを見て・・・



    P1000015 (9)

    自分で耳を直して・・・  「ヨイショっと。」


    P1000016 (9)

    ついでに、ベロまでちょろっと出す。


    P1000018 (9)

    「呼びました?!」

    テーマ : 犬との生活
    ジャンル : ペット

    コメントの投稿

    非公開コメント

    プロフィール

    Fujicorgi

    Author:Fujicorgi
    犬初心者の我が家に、元保護犬の小さなコーギー「フジ子」(推定3歳)がやってきた。鳴かない、遊ばない、ドッグランでも走らない・・・犬らしからぬ超ゆるゆる犬「フジ子」との犬生活がスタート。試行錯誤しながらの、フジ子との日々をのんびり更新中。

    いくつになったの
    フジ子記念日
    最新記事
    全記事表示リンク

    全ての記事を表示する

    最新コメント
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    リンク
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    Corgi Fujiko's Diary