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    寒中水泳

    週末、めったに御目もじできない見事な和牛のステーキ肉をいただいた我が家。



    普段は全般的にあまり肉を食べない私たちなのですが、キラキラ光るサシに見とれて、一日前からハイテンションで盛り上がっておりました。



    無理やり記念日ディナーということで、昼から付け合わせやら、ステーキソースまで張り切って作って、旦那さんは食後のケーキまで買ってくるという盛り上がりよう。 



    「こんなお肉って、滅多にいただけないし、フジ子にも食べさせてあげたいねぇ。」



    味つけ前にフジ子にも切り分けてあげようね、といいながら、フジ子にも話しかけていました。



    フジ子は、わかってか、わからずか・・・そのたびに「ウゥ~ン・・・クッチャ、クッチャ」と満足げな謎の音を鳴らして返事をしていました。



    あとは、肉を焼くだけ、というところまでスタンバイしたところに、同じく張り切ってケーキを買ったダンナさんが帰ってきて、



    「よーし、ごはんの前に、お散歩いってこような!」



    と、久しぶりに三人(二人+一匹)そろってのお散歩です。



    おりしも、日本がウン十年ぶりの大寒波に覆われるというニュースが流れる中、その日の夜散歩は、すでに零下ぎりぎりの気温。



    さすがに、日が落ちてからの寒さも格別で、いつもの公園には人っ子、犬っ子ひとりいません。



    覚悟をしてきたものの、寒くって寒くって、



    「ねぇ、フジ子。もう帰らない?!」



    と、フジ子の様子をチラ見。



    早く、お肉・・・・食べたい。


    (フジ子だって、食べたいよね?!)




    そんな飼い主をしり目に、久しぶりの家族全員参加の散歩にフジ子はいつになくご機嫌です。




    結構歩いただろうという後に、人がいないときはフリーにしてあげる芝生のそばにやってくると、走りたそうに何度も首をそちらにシャクって



    「ねぇ、オカーサン。今日は走らないんですか?」



    と見上げてきます。




    さすがに、照明のない暗い芝生での「放牧」はできないので、照明があって舗装されている見通しのよい場所で、少しだけフリーで呼び戻し練習式で走ることにしました。




    ダンナさんと私で離れたところに立ち、フジ子を呼びます。




    フジ子は、これが大好きで、実家の母の表現によると、「まるでバレーボールのように」二人の間を行ったり来たりの大疾走をします。




    何度か呼び戻しをして、フジ子も全力疾走を満喫した様子。



    そろそろ帰ろうか・・・・(心の中では、二人とも「お肉・・・お肉・・・。」)




    じゃあ、最後の呼び戻し、と。



    「フジ子、オイデ~!」




    フジ子はうれしそうに途中まで全力失踪で一直線にかけてきましたが、急に一瞬立ち止まり、何を思ったか、突然大きくぐるっと弧を描くように右に逸れて走りはじめました。



    あります。



    ときどき、やります。これを。



    フジ子がノッてきて、張り切りだすと、



    「ほらっ。オカーサン、追いかけて。」



    といういたずらっ子のような顔をして、ぐるぐると大きく弧を描いて走りだすことがあるのです。(牧羊犬走り?!)




    でも、今日は芝生ではありません。というか、その右側の先には・・・・





    「フジ子っ、ダメ~ッ!!!そっちは・・・・」



    フジ子の向かう先には、大きな噴水があります。




    こういう時って・・・・・コマ送りのように、一瞬一瞬がスローモーションに見えるって、本当ですね。




    「フジ子、ダメッ~。」



    という言葉を実際に実際に言ったか言わないか、わからないうちに、フジ子は大きく放物線を描いて、水の中にダイブしていきました。



    まるで、体操選手のような見事な放物線を描いて。




    「ドッボーン」




    という音とともに、私たち二人とも、起こったことが飲みこめず、茫然として池に駆け寄りました。




    池の中では、フジ子が固まっています。




    「フジ子、フジ子ッ!!」




    まだ、固まっています。




    え、やだ。 まさか、心臓麻痺?!




    「フジ子、フジ子。ジョーズ。ジョーズよ。オイデ。」



    という意味不明なハイテンションのほめ方をしてフジ子を呼ぶ必死な私たち。



    (後から考えたら、ほめてよかったのだろうか?)




    しばらくすると、同じく茫然としていたフジ子も我に返って、回れ右をして、ザブザブと大きな音を立てて、岸辺にたどり着きました。




    池のヘリはすり鉢状になっているので、こちらからは降りていくのが難しく、私たちが降りていくと、途中で間違いなく足を取られてしまいます。



    フジ子は、何度か滑りながらも、何とか上まで登ってきました。



    「フジ子ッ、フジ子。」




    ホッとするのも束の間、フジ子は陸に上がると、零下に届こうかという寒さの中、飼い主を水浸しにするくらいの勢いで、



    「ブルブルッ」



    と全身を震わせて水をはじきました。




    ぷぅ~ん、とドブ水臭い匂いがただよってきます。



    「こっらーーーー。フジ子ッ!!ダメよ。ダメッ。これはダメッ。」



    安心したのもあって、久しぶりにドスの効いた大声で、フジ子を叱りました。




    とはいえ、抱きかかえても水がボトボトと水の滴るフジ子を連れてマンションのエレベーターを使うわけにはいきません。




    しつこいですが、零下に近い気温の中、水浸しのフジ子を抱え、マンションの北向きの外階段をせっせと上りました。




    フジ子は、寒さからか、茫然とした様子で抱えられています。





    そのまま、フジ子嬢は、オトーサンにお風呂に連行されました。




    暖かいお湯で洗われると、少し落ち着いたのでしょうか。



    シャンプーが終わったあと、私がタオルをもって「お迎え」に行くと、フジ子は、何もなかったような顔をして



    「いつもの、ガム。くださいな。」




    と、何度もブルブルッをくり返します。



    「アタイ、ぶるぶる、しましたよ。」




    と無邪気な顔をして、ちょっと得意気にこちらを見上げています。



    (お風呂のとき、「ブルブルッ」の号令で、体を振ってくれるようになったので、ブルブルをするとおやつをあげていました。自分で何度もブルブルしてくれると、タオルドライもほんとに楽なものですから。)



    「まったく、お前って子は。」



    その顔をみて、なんだか、安心して腰が抜けそうになりました。





    今日はガムはなしです。



    だって、ほんとに、後から考えれば考えるほど、ほんとうに心臓が凍り付く思いになったから・・・。




    飼い主の不注意といえば、ほんとうにその通りなのですけれど・・・・。




    フジ子、テンションが上がってしまうと、やっぱり制御がきかなくなるんだなぁ。



    ほんとうに、過信は禁物、でした。




    これが、車道だったら・・・。



    これが、もっと寒かったら。





    私が、思い返して落ち込んだり青くなったりしているところに、気持ちよさそうにダンナさんがお風呂からあがってきました。




    「まぁ、こんな形ではあったけど。今日分かったことといえば、フジ子が泳げるってわかって、よかったよなぁ~♪」



    あなたの、その上機嫌が、うらやましい・・・・。




    ドライヤーが終わっても、




    「あの、今日はまだガム、もらってませんよ?!」



    と、おやつガムのおいてあるカウンダーを悪びれもせず見上げるフジ子。



    まったく、誰に似たんだか?! 




    ほんとーに、もうっ



    フジ子の、とんだ「寒中水泳事件」でした。




    あんなに楽しみにしていたお肉・・・にありついたのは、夜も11時近くになってでした。




    何はともあれ、大事に至らず、本当によかったです。



    P1000158 (2)


    まったく、お前って子は・・・・

    テーマ : 犬との生活
    ジャンル : ペット

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    プロフィール

    Fujicorgi

    Author:Fujicorgi
    犬初心者の我が家に、元保護犬の小さなコーギー「フジ子」(推定3歳)がやってきた。鳴かない、遊ばない、ドッグランでも走らない・・・犬らしからぬ超ゆるゆる犬「フジ子」との犬生活がスタート。試行錯誤しながらの、フジ子との日々をのんびり更新中。

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